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牛の角カバー取付け時期、サイズ選定について

 安全な方向へ伸びていく牛の角カバーの取付け時期は、角の全長が約100mm以下の時点での取付けが望ましいです。しかし、この時点では角底部の発達がままならないこともあり、前頭骨角突起を残して角表皮が角カバーと一緒に脱落してしまうことも見られたことから注意が必要となります。
黒毛和種去勢牛では、成長の早い牛で13〜16ヶ月齢から角底部の固定が始まる為、血統等により違いはあるが脱落対策として角の全長が約120mm以上(最低100mm以上)での牛の角カバー取付けが望ましいです。装着する牛の角カバーは(大)サイズ。
 黒毛和種雌牛では、角底部の固定が去勢牛より1〜2ヶ月程遅く、14〜18ヶ月齢で固定が始まる。取付け時期は、角の全長が約120mm以上(最低100mm以上)での牛の角カバー取付けが望ましい。装着する牛の角カバーは(中)サイズだが稀に(大)サイズを用いる必要のある個体も見られます(血統等によるものと思われます)。
 生後22ヶ月以上の牛への取付けになると、個体や牛舎構造によって異なるが、牛が角を磨いでしまい、角尖部が鋭利に削られていることがある。その際は、一番小さい(小)のサイズを使用していただきたいと思います。それ以外の場合は黒毛和酒去勢牛は(大)サイズ、黒毛和種雌牛は(中)サイズを使用していただきたいと思います。
 さらに、交雑種去勢牛・交雑種雌牛・ホルスタイン種への装着も可能です。
 また、角底部の状態により個体差はあるが、鉄骨やコンクリート等に勢いよく激突すると、前頭骨角突起を残して角表皮が角カバーと一緒に脱落してしまう場合もありますので注意が必要になります。
品番 品名 肥育牛 種類 取り付け推奨時期 牛角の全長
A8000 牛の角カバー(大)  黒毛和牛  去勢  生後13ヶ月〜17ヶ月 以上 100mm以上
A8000 牛の角カバー(大)  交雑種   メス    生後13ヶ月〜17ヶ月 以上 100mm以上
B7000 牛の角カバー(中)  黒毛和牛  メス 生後13ヶ月〜17ヶ月 以上  100mm以上
C6000 牛の角カバー(小)  極細     角    極細角 200mm 以上 

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